VLOOKUP関数を使っていると、「#N/A」というエラー表示によく遭遇します。
これは、VLOOKUP関数で検索する対象の表に検索値が存在しない場合に表示されますが、検索値が存在しないことが分かっている場合、表示させない方が見た目としてスッキリします。
この「#N/A」エラーを表示させない方法について解説します。
VLOOKUP関数のエラーについては下記の記事にまとめていますので、こちらも是非ご参考下さい。
「#N/Aエラー」が出現する理由
そもそも、「#N/A」エラーが出現する理由を先に説明します。
VLOOKUP関数は、指定した検索値を基に別の表から指定列の値を抽出しますが、指定した検索値が別の表に存在しない場合にエラーが発生します。
例えば下の表で、果物の名前を基に「単価表」から単価を抽出したいと考えたとします。
りんご・メロン・ももは単価表にも存在しているので、VLOOKUP関数を使えば問題無く値を抽出することができます。
一方、みかん・いちじくは「単価表」に存在していません。
このような状況でVLOOKUP関数を使用すると、「みかん」・「いちじく」に対して「#N/A」エラーが出現してしまいます。
「#N/Aエラー」を表示させない方法
「#N/A」エラーを表示させない方法としては、2つあります。
- エラーの解消が必要な場合:検索元 or 検索先の表を改善する
- エラー表示をさせないだけで良い場合:IFERROR関数を使用する
まず、エラーについて解消が必要な場合は検索元の表と検索先の表の検索値を一致させればOKです。
次に、エラーの解消は必要無く、表示をさせない場合です。
例えば、単価表に一部の商品名が存在していないけれどそれは分かっているよ、という場合です。見た目だけの問題という場合ですね。
方法としては、VLOOKUP関数の数式にIFERROR関数を組み合わせることでエラー表示を無くすことが可能です。
IFERROR関数については、下記の記事も参考にしてみてください。