- IFS関数ってどんな関数?
- IFS関数が使えない場合どんな方法があるのだろう?
そんな思いにお応えできるようこの記事では、
- IFS関数とは?
- IFS関数が使えないとき
- IFS関数の具体的な使い方
といった内容について解説しています。
IFS関数を使うことで、IF関数のネストを使わなくても複数の場合分けを実現することができます!
IF関数やIFS関数については、【エクセル】IF関数のまとめ!基本から応用まで解説の記事で使い方をまとめているので、こちらの記事も是非ご参考下さい。
IFS関数とは?
複数の条件に対して結果を返すことができる関数
IFS関数を使えば複数の条件に対して満たす場合・満たさない場合についての結果を返すことができます。
数式としては、
=IFS(値が真の場合1,値が偽の場合1,値が真の場合2,値が偽の場合2,値が真の場合3,値が偽の場合3,・・・)
という形となります。
IFS関数を使うことができるエクセルは?
IFS関数は比較的新しい関数のため、使うことができるエクセルが限られています。
- Excel2016(Office365を契約している場合のみ)
- Excel2019
- Excel2021
に限りIFS関数を使用することが可能です。Office365とは買い切り型ではなくサブスク型のOfficeです。
自分の使っているエクセルでIFS関数を使うことができるか調べるには、
=IFS(
と入力してみましょう。
関数の予測や引数の表示が出れば、使用することができます。
IFS関数が使えない場合はどうする?
IFS関数を使うことができなかったとしても、IF関数を複数回使用(ネスト)することで同じことを実現することができます。
例えば得点に対して、
- 80点以上はAランク
- 60~79点はBランク
- 59点以下はCランク
と設定したいとします。
IF関数とIFS関数どちらを使っても実現できますので、それぞれの数式を記載します。
IF関数が複数回出てくるので少し分かりずらいかもしれませんが、IFS関数が使えない場合でも複数の場合分けは可能なので安心してください。
IF関数を複数条件で使う方法については下記の記事を参照にして頂けると分かりやすいです。
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【エクセル】IF関数を複数条件で使う方法
そんな思いにお応えできるようこの記事では、 といった内容について解説しています。 IF関数を使って複数の条件分岐ができればとても便利なので、是非活用してみてください! IF関数については、【エクセル】 ...
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IFS関数の具体的な使い方
IFS関数について、先ほどの例をもとに具体的な使い方を解説します。
まず「イコール + 関数名 + カッコ」で始めるのはどの関数も同じですね。
次に1つ目の条件(論理式1)と、それを満たす場合の指定(値が真の場合1)です。
「値が80以上」なら「Aランク」ですね。
次は「値が60以上」なら「Bランク」という条件となります。
IFS関数ではこのように次々と条件を書いていけばよいのです。
最後の条件のときは注意が必要です。
「論理式」のところを「TRUE」とすることで「他の論理式の条件以外」ということを表現することができます。
最後にカッコを閉じてEnterで確定すれば完了です。
他のセルにも数式をコピーして適用しましょう。
IFS関数については下記の動画でも解説しているので、是非ご参考ください。