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エクセル

エクセルで時間を操作する関数

エクセルでは関数を使って時間や日付を操作することができます。

この記事では、そのような時間や日付を操作する関数について解説しています。

【関連記事】【表示方法や関数などまとめ】エクセルで時間を扱おう!

現在の日付を求める

まずは現在の日付を求めることのできる2つの関数についてです。

現在日付を求める2つの関数

  • TODAY関数
  • NOW関数

TODAY関数

TODAY関数は、本日の日付を取得することができる関数です。

使い方は非常に簡単で、

=TODAY()

とセルに入力するだけです。

これだけで、本日の日付を取得することができました。

NOW関数

NOW関数は、現在の時刻を取得することができる関数です。

TODAY関数と同じように、引数に何も指定せずセルに

=NOW()

と入力するだけで使用することができます。

これだけ見ると、NOW関数の結果もTODAY関数の結果も同じでは?と思うかもしれませんね。それぞれの関数の違いについて解説します。

TODAY関数とNOW関数の違い

TODAY関数とNOW関数は関数名の通り、下記のような違いがあります。

  • TODAY関数:本日の日付を取得
  • NOW関数:現在の時刻を取得

日付までしか表示していない場合、違いは分かりません。

時刻まで表示すると、NOW関数のときだけ現在の時刻が表示されるのが分かります。

日付・時間を取り出す

次に、日付や時間を取り出すことのできる関数をご紹介します。

  • DAY関数
  • DAYS関数
  • MONTH関数
  • YEAR関数
  • SECOND関数
  • MINUTE関数
  • HOUR関数

DAY関数・DAYS関数

DAY関数は、シリアル値から日付を取得することができる関数です。

DAY関数

=DAY(シリアル値)

シリアル値とは、ある日付を基準として経過時間を連続数値として表したものですが、DAY関数の引数としては日付の表示形式をそのまま指定すればOKです。

具体的には、下記のようになります。

DAY関数と関数名の似ているDAYS関数ですが、これは2つの日付の間の日数を返してくれる関数です。

DAYS関数

=DAYS(終了日,開始日)

例えば、下記のような使い方となります。

MONTH関数・YEAR関数

MONTH関数は、シリアル値に対する月を返してくれる関数です。

MONTH関数

=MONTH(シリアル値)

DAY関数同様、シリアル値の部分は日付を指定すれば問題ありません。

YEAR関数は、シリアル値に対する年を返してくれる関数です。

=YEAR(シリアル値)

繰り返しになりますが、シリアル値の部分は日付を指定すればOKです。

HOUR関数・MINUTE関数・SECOND関数

続いて時間についての関数で、まずはHOUR関数です。

HOUR関数は時間を取り出してくれる関数です。

HOUR関数

=HOUR(シリアル値)

HOUR関数の引数もシリアル値ですが、時間を指定することで問題無く使用することができます。

続いてMINUTE関数です。その名の通り「分」を抽出してくれる関数です。

MINUTE関数

=MINUTE(シリアル値)

HOUR関数同様、時間を指定すると下記のようになります。

最後にSECOND関数です。「秒」を抽出することができます。

=SECOND(シリアル値)

これまで同様、引数の部分には時間を指定すればOKです。

日付を計算する

最後に、日付を計算することのできる便利な関数をご紹介します。

日付を計算できる関数

  • DATEDIF関数
  • WORKDAY関数
  • WEEKDAY関数

DATEDIF関数

DATEDIF関数は、2つの日付の間の期間を求めることのできる関数です。

DATEDIF関数

=DATEDIF(開始日,終了日,単位)

単位にはY(年)・M(月)・D(日)を指定することができます。

具体的には、下記のように使用することができます。

WORKDAY関数

WORKDAY関数は稼働日ベースでの日付を求めることのできる関数です。つまり土日・祝日を除いた日付を計算できるということです。

例えば2023年3月のカレンダーは下記のようになっています。

例えば2023年3月1日から10稼働日後の日付を求めたいとすると、下記のようになります。

単純に10を足して「3月11日」とならず、土日を除いた10稼働日後の「3月15日」となっていますね。

WEEKDAY関数

WEEKDAY関数は、日付に対応する曜日の数字を表示することのできる関数です。

WEEKDAY関数

=WEEKDAY(シリアル値)

引数のシリアル値は、日付を指定する形でOKです。

土曜日を1として、7までの数字を返してくれます。

例えば2023年2月1日は水曜日ですが、下記のように4が表示されます。

日付に連続でWEEKDAY関数を適用すると、下記のようになります。

実用的な使い方として、IF関数と組み合わせて定休日を表示させるなどといった使い方ができます。

例えば水曜日が定休日の場合、4と表示される箇所に定休日を表示すればよいのです。

他のセルにも適用すると、下記のようになります。

WORKDAY関数・WEEKDAY関数については以下の動画で解説しています。

まとめ

  • この記事を書いた人

いしはらゆうと

パソコンが使えず全く仕事ができなかったことから猛勉強し、 各部署から頼りにされるレベルになりついにはSEに。
マクロを活用し、2人がかりで1日の仕事を1人×30分に短縮。 自身の経験から、「見るだけ勉強法」をノウハウ化し数十名以上にオンライン講座を開講。
現在は「見るだけエクセル塾」としてITの苦手な方でもスキマ時間に学ぶことのできるオンラインスクールを運営中。
元SE
国家資格:応用情報技術者

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