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【表示方法や関数などまとめ】エクセルで時間を扱おう!

この記事では、エクセルでの時間に関する表示方法や関数について解説しています。

少しとっつきにくく感じる「時間」ですが、やり方を知っているだけで、通常の数値と同じように計算したり関数を使ったりと便利に扱うことができます。

エクセルで時間を表示するには?

エクセルで時間を表示するのには様々な方法があり、大きく分けると下記の2つとなります。

  • 表示形式での時間表示
  • 関数を使った時間表示

それぞれについて具体例とともに、簡単に解説します。

表示形式での時間表示

表示形式での時間表示には、例えば「h:mm」という形式があります。

hが時間(hour)を表し、mが分(minute)を表します。

すなわち、h:mmという表示形式は「時間:分」という表示形式になります。

エクセルでは、例えば「4:5」などというようにコロンで区切って数値を入力するだけで自動的に「h:mm」という形式に変換されるので、この形式は知らないうちに使っているかもしれませんね。

表示形式を変更したい場合は、セルを右クリックして「セルの書式設定」を選択することで変更が可能です。

関数を使った時間表示

時間表示に関係するエクセル関数は数多くありますが今回は、

  • TODAY関数
  • HOUR関数

の2つについて簡単に説明します。

TODAY関数

TODAY関数は、現在の日付を表示することのできる関数です。

引数は不要で、

=TODAY()

の形で確定すれば、結果が返ってきます。とっても簡単ですね。

HOUR関数

HOUR関数は、関数名の通り「時」を表示することのできる関数です。

例えば下記の通り、4:50:35から4を取り出すことができます。

エクセルでの時間表示について簡単に紹介しました。

他にも色々便利な関数があるので、下記の記事も参考にしてみてください。

【関連記事】エクセルでの色々な時間表示方法!

エクセルで時間の計算をする

エクセルで足し算や引き算をしたことはあるかと思いますが、実は時間に対しても足したり引いたりすることができます。

時間を足し算する

まずは足し算です。

例えば、下記のようにA1セル・A2セルにそれぞれ時間が入力されているとします。

これらを足し算したい場合、普通にプラスマーク(+)を使って計算することができます。

A3セルに足し算する場合、下記のようになります。

4時間50分に5時間30分を足し算するというのは感覚的に分かりにくいですが、結果としては10時間20分となります。

A3セルに10:20と表示されているので、正しいですね。

時間を引き算する

続いて、時間を引き算する方法です。

先ほどと同様、A1セルとA2セルにそれぞれ時間の形式で値が入力されています。

A3セルにA1セルの値からA2セルの値を引き算する数式を作ると、下記のようになります。

これもまたパっと計算し辛いですが、22時間30分から8時間50分を引き算すると13時間40分になりますので、正しい結果が表示されています。

しかし、引き算の場合には1つ問題があります。

時間の引き算をして、結果がマイナスになった場合には正しく表示がされないという問題です。

この辺りの解消方法など、詳細については下記の記事で解説していますので気になったらチェックしてみてください。

【関連記事】エクセルで時間を計算する方法:足し算と引き算について解説!

エクセルでの時間変換

次に、時間を分や秒に変換する、「時間の変換」についてです。

時間を分や秒に変換するには、まずは小数点表示に変換すると計算しやすいです。

時間表示を小数点表示に変換するには、まず時間に24をかけます。

そうすると期待と異なる数字が表示されるので、「セルの書式設定」から「標準」の表示形式を適用します。

時間表示が小数点表示に変換されました。

「時間」を「分」に変換する場合、下記のように実行することができます。

「分」を「秒」に変換する場合は、下記の通りです。

一旦小数点に変換するというところが少し分かりにくいかもしれませんが、以上が時間の変換についてでした。

下記の記事ではさらに詳しく解説していますので、是非ご参考下さい。

【関連記事】エクセルで時間を変換する方法

関数を使って時間を操作する

最後に、日付を取り出すなど時間を操作することのできる関数についてです。

代表として、TODAY関数とHOUR関数についてご紹介したいと思います。

TODAY関数

TODAY関数の使い方は非常に簡単で、

=TODAY()

と入力するだけで本日の日付を返してくれます。

引数の指定もいらないので、とっても簡単ですね。

実務でも、常に当日の日付を表示させておきたい帳票などにこの関数を使うと便利です。

HOUR関数

HOUR関数は時間を取り出すことのできる関数で、名前の通り「時」を取り出すことのできる関数です。

HOUR関数

=HOUR(シリアル値)

上記のような形式で使います。引数に「シリアル値」を指定する必要がありますが、ここは15:43:22など時間表示の値であれば問題ありません。

具体的には、下記のように使用することができます。

時間や日付を操作できる関数については、他にも下記のようなものがあります。

  • NOW関数
  • DAY関数
  • DAYS関数
  • MONTH関数
  • YEAR関数
  • SECOND関数
  • MINUTE関数
  • DATEDIF関数
  • WORKDAY関数
  • WEEKDAY関数

詳しくは下記の記事で解説していますので、是非ご参考下さい!

【関連記事】エクセルで時間を操作する関数

まとめ

  • この記事を書いた人

いしはらゆうと

パソコンが使えず全く仕事ができなかったことから猛勉強し、 各部署から頼りにされるレベルになりついにはSEに。
マクロを活用し、2人がかりで1日の仕事を1人×30分に短縮。 自身の経験から、「見るだけ勉強法」をノウハウ化し数十名以上にオンライン講座を開講。
現在は「見るだけエクセル塾」としてITの苦手な方でもスキマ時間に学ぶことのできるオンラインスクールを運営中。
元SE
国家資格:応用情報技術者

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