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エクセル マクロ

エクセルマクロを有効にする方法&有効にならないときの対策

この記事では、エクセルマクロを有効にする方法について解説について解説しています。

また、マクロを有効化しているはずなのに有効にならないときの対策についても記載していますのでご参考下さい。

エクセルマクロについては、下記にまとめた記事もあります!

【まとめ記事】エクセルマクロのすべて!マクロとは?から作り方まで

エクセルマクロを有効にする方法

マクロの入ったエクセルファイルを開いて実行しようとすると、エラー表示が出てマクロを実行することができないことがあります。

最近のエクセルではセキュリティの関係上、特にこのようなエラー表示がされやすいので、エラーの種類や解決方法について見ていきたいと思います。

エクセルマクロの機能はデフォルトで無効になっている

大前提として、最近のエクセルではデフォルトでマクロは実行されないような設定になっています。

マクロが無効になっている状態でマクロを実行しようとすると、下記のような表示がされます。

このように、マクロが無効になってしまっている場合にマクロを有効化する手順をご紹介します。

上部バーから「コンテンツの有効化」をクリックする

ファイルを開いたとき、上部に「セキュリティの警告 マクロが無効にされました。」と表示されているところで「コンテンツの有効化」をクリックする方法です。

クリックして表示がなくなればOKです。

この方法でマクロを有効化しておくと、再度同じファイルを開く際にはマクロは有効になります。

「ファイル」の「情報」から「コンテンツの有効化」をクリックする

「マクロが無効にされました。」の表示が出てマクロが実行できない場合、上部バーの「コンテンツの有効化」をクリックするのではなく下記の箇所からでも同様にマクロを有効化できます。

まず、「ファイル」をクリックします。

「情報」→「コンテンツの有効化」をクリックします。

表示されたメニューの「コンテンツの有効化」をクリックすればOKです。

「コンテンツの有効化」をクリックしたときと同様、上部の警告表示が消えます。

同じファイルであれば、次回以降もマクロは有効化されたままとなります。

「詳細オプション」からマクロを有効化する

一時的にマクロを有効にしたい場合の手順です。

「マクロが無効にされました」の警告が表示されたら、「ファイル」から「情報」をクリックします。

「コンテンツの有効化」をクリックして「詳細オプション」をクリックします。

「セキュリティの警告」が表示されるので、「このセッションのコンテンツを有効にする」を選択してOKをクリックします。

上部の警告が消えて、マクロが有効になります。

この方法だとマクロが有効になるのは1回だけで、次回同じファイルを開いてもマクロは自動で有効にはならないので注意してください。

トラストセンターからマクロを有効化する

マクロの有効・無効については「トラストセンター」から細かく設定をすることができます。

また、「トラストセンター」はファイルごとでなくエクセルの設定となるためここで設定をしておけば1つ1つのファイルで設定を変える必要がなくなります。

まず、任意のエクセルファイルを開き「ファイル」をクリックした後「オプション」をクリックします。

「トラストセンター」をクリックし、「トラストセンターの設定」をクリックします。

「マクロの設定」をクリックし、マクロの設定の中から設定したい内容を選んでOKをクリックします。

「マクロの設定」には4つの選択肢がありますが、下記のような意味合いとなります。

ポイント

  1. 警告せずにVBAマクロを無効にする:マクロが無効になり、上部のバーに警告も出ない
  2. 警告して、VBAマクロを無効にする:マクロが無効になるが、上部のバーに警告表示がされる
  3. 電子署名されたマクロを除き、VBAマクロを無効にする:電子署名があり安全と確認されたマクロ以外は無効にする
  4. VBAマクロを有効にする:無条件でマクロを有効にする

なぜこのように慎重に設定が分かれているかというと、マクロは便利な反面、ウイルスを仕込んでおいて実行するとウイルスに感染させるようなこともできるからです。

そのため、最近のエクセルでのデフォルト設定は2番目の「警告して、VBAマクロを無効にする」となっており、基本的にそのままではマクロが実行できないようになっています。

マクロを実行したい場合、これまで解説した方法でマクロを有効にすればよいのですが、トラストセンターの設定から「VBAマクロを有効にする」の設定にすれば1回1回設定をしなくても常にマクロを有効にすることができます。

絶対に安全と分かるファイルのマクロしか実行しない!という方はこちらから設定しておけば楽です。

逆に、インターネットから落としたファイル等を使う可能性があるといった方は警告を出すようにしておいた方がよいでしょう。

とはいえメールの添付ファイルもそうですが、設定に関わらずとにかくよく分からないファイルは開かない・実行しないのが良いですよ。

エクセルマクロが有効にならないときは?

エクセルマクロを有効にする設定をしているはずなのにどうしても有効にならない、という方は下記の手順を試してみてください。

マクロを有効にしたいエクセルファイルに対して、右クリック→プロパティをクリックする。

下部にある「許可する」というボックスにチェックを入れて適用→OKをクリックする

インターネットからダウンロードしたファイルに多いのですが、この設定をすることでマクロを有効にすることができます。

エクセルマクロは危険?セキュリティについて

最後に、気になることとしては果たしてエクセルマクロは危険なのか?ということがあると思います。

結論からいいますと、エクセルマクロを実行すること自体が危険ということはありません。

エクセルマクロは便利なツールの1つなので、刃物と同じで悪用することもできれば良い使い方もすることができます。

エクセルマクロ

  • 良い使い方の例:社内の繰り返し処理をマクロで1クリックで終わるようにする
  • 悪い使い方の例:マクロを実行すると情報を抜き出すような仕組みを作り、実行させる

全ての便利なツールに言えることですが、要は使い方ということです。

そのため、マクロは危険だからと言って全く使わないというのはちょっともったいないですね。

よく分からない怪しいプログラムは絶対に実行しないよう心掛けながら、便利に使っていくのが良いでしょう。

まとめ

  • この記事を書いた人

いしはらゆうと

パソコンが使えず全く仕事ができなかったことから猛勉強し、 各部署から頼りにされるレベルになりついにはSEに。
マクロを活用し、2人がかりで1日の仕事を1人×30分に短縮。 自身の経験から、「見るだけ勉強法」をノウハウ化し数十名以上にオンライン講座を開講。
現在は「見るだけエクセル塾」としてITの苦手な方でもスキマ時間に学ぶことのできるオンラインスクールを運営中。
元SE
国家資格:応用情報技術者

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