エクセルマクロを使えば非常に多くのことができるので、実務で使うことのできるシステムを構築することもできます。
しかし、結論からいいますと自分で構築するというのは避けた方がよいです。
エクセルマクロについては下記に概要をまとめた記事がありますので、こちらもご参考下さい。
下記の通り、エクセルマクロ全体をまとめた記事もあります!
【まとめ記事】エクセルマクロのすべて!マクロとは?から作り方まで
マクロを使ってどのようにシステムを作る?
マクロを使うかどうかに関わらず、システムを作る際に重要になるのが「何が必要か?」ということです。
ITの用語で要件定義とも言われますが、ここをしっかり確認しておかなければ、設計図無しに家を建てようとするようなことになり
良いシステムを作ることはできません。
例えば予約表を作りたい場合、ユーザーがどのような動きをするかを考えますと、
- 予約表を開く
- 日程を選択する
- 予約ボタンを押す
- 予約が確定される
といった大まかな流れが考えられます。
それぞれに対してどのような機能が必要か?を考えてコードやデザインを作っていくことになります。
「日程を選択する」であればカレンダーを表示させたり、既に予約が入っている日を予約できなくしたりする機能が必要ですよね。細かく落とし込んでいけば、多くの機能が必要なことが分かると思います。
本格的なシステムであれば複数人がチームとなって関わるため、「要件定義書」という正式なドキュメントを共有しながら「何が必要なのか?」がチーム内でズレないようにプロジェクトを進めていきます。
個人で作るレベルであれば、まずは設計を意識するということからやってみましょう。自分で何かしら作ってみると、コードを書く前の設計の方が重要であることが分かります。
マクロで予約表や在庫管理システムなどを作れる?
結論としては、自力で予約表や在庫管理システムなどを作るのはやめたほうがよいです。
予約表や在庫管理システムを運用していくには、データをため込んでユーザの動きによって削除したり変更したり、ということが必要になります。
所謂データベースですが、予約情報(誰が、いつ など)を保存しておき、キャンセルがあれば削除・変更があれば確実に指示通り変更をしなければなりません。
また、少しの時間差で同じ日に複数の人が予約できてしまうと困るので、その辺りの重複を防ぐ処理なども考えなければなりません。
趣味で作ってみよう、ということであれば良いのですが、仕事で活用する場合はしっかりとこれらの設計ができなければユーザーに迷惑をかけたり大問題につながるので、システムを作成できる会社や事業主に依頼するのが無難です。