この記事では、パソコンに関する資格を難易度別に解説しています。
この記事を参考に、ご自身のレベルや資格を取得したい目的によってどの資格を取得するのか検討してみてください。
パソコン資格については、下記にもまとめた記事があります。
IT系資格の種類
IT系の資格は大きく分けると、国家試験と民間試験があります。
国家試験・・・独立行政法人である情報処理推進機構が実施している試験で、ITパスポート・基本情報技術者などがあります。
民間試験・・・民間の団体や企業が実施している試験で、MOSなどがあります。
資格によって問われる内容も異なるためどちらが難しい、などと一概に言うことはできませんが国家試験の方はIT全般についての深い知識を問われ、民間試験については特定の製品や実務に特化した内容が多い傾向にあります。
ITそのものに興味があったり、将来IT業界で働きたいという方はまずは国家試験を受けてみるのが良いと思いますし、事務系で実務スキルを高めたい方などは民間試験が良いと思います。
【難易度別】おすすめ資格
IT業界に転職など考えているわけではないが、何となくスキルを身につけたい。そんな方向けに実用的なおすすめ資格を難易度別に紹介したいと思います。
1. MOS(Microsoft Office Specialist)
資格難易度:★
実用性:★★★
権威性:★
どの資格をとったら良いのか迷っている方にもっともおすすめしたいのは、MOSです。
MOSはマイクロソフト社のオフィス製品を使いこなす能力を証明する試験で、試験会場で実際にパソコンを操作してのテストとなります。
Word・Excel・PowerPoint・Access・Outlookと日常業務で良く使用するオフィス製品に関する試験なので、試験勉強をする上で実務で役立つスキルを身につけることができるのも良いです。
試験はオフィス製品ごとに分かれているので、特に会社で使用頻度の高いExcelがおすすめです。
2. ITパスポート
資格難易度:★
実用性:★
権威性:★★
ITパスポートは国家試験で、ITに関する幅広い知識が問われる試験です。例えば「RPA」や「AI」などについての用語を理解しておく必要があります。
勉強したことがすぐ直接実務に結びつくことは少ないと思いますが、ITパスポートで問われるような内容は一般常識として知っておいた方が良いものが多いです。
そのため、「何か資格でもとりたい」とかなり漠然としている方はまずITパスポートを取得してみるのが良いと思います。浅く広い知識の勉強になるので、それほど難しくないので勉強するのが楽しいですし、ニュースなどを読む上でも役に立つ知識を得ることができます。
3. 日商PC検定
資格難易度:★
実用性:★★
権威性:★
日商PC検定は、文書作成・データ活用・プレゼン資料作成について知識と実技のスキルを問われる試験です。
資格取得を通じて、しっかりと実務を重視したスキルを身につけたいという方は日商PC検定がおすすめです。
4. 基本情報技術者
資格難易度:★★
実用性:★
権威性:★★
IT業界で働いていきたい、ITに興味があり知識を深堀していきたいという方は、基本情報技術者試験にチャレンジしてみましょう。
問われる内容はかなり高度な内容になってきますが、理解できると非常に面白いですし、ITの知識としては一般レベルから差をつけることができます。
難易度はやや高いものの、私も応用情報技術者の以前に取得したことがありますが、独学でも十分に取得することのできる資格です。
それぞれの資格の内容や受験料などについては下記の記事でまとめていますので、こちらもご参考下さい。