この記事では、エクセルマクロを使うとどのようなことができるのかについて、具体的な事例で簡単に解説しています。
エクセルマクロがどのようなものなのか、少しでもイメージ頂けるようになれば幸いです。
エクセルマクロについては、下記にまとめた記事もあります!
【まとめ記事】エクセルマクロのすべて!マクロとは?から作り方まで
そもそもエクセルマクロとは?
マクロという言葉はきいたことあるけれど何ができるのかよく分からない、という方は多いのではないでしょうか。
エクセルマクロとは、エクセルで行う作業を自動化できる便利な機能です。
エクセルで決まった作業を行っている場合、それをVBAという言語でプログラミングすればエクセル側で作業を自動的に行ってくれるというわけです。
例えば、毎日ある帳票に決まったデータを転記したり、決まった計算を何度もしなければならないといった場合が考えられます。
ボタンを設置してクリックすればマクロを動かすことができる、などということもできますので、マクロを知らない人でも簡単に使って頂くようにすることも可能です。
エクセルマクロが何なのか?ということについては下記の記事で詳しく解説していますのでご参考下さい。
【参考記事】エクセルマクロとは?関数と違う?初心者にも分かりやすく解説!
【厳選3つ】実務で使えるエクセルマクロの例
エクセルマクロが便利そうなのはなんとなく分かって頂いたかと思いますが、マクロを使ってどのようなことができるのか?イメージできるよう、具体的な例で解説していきたいと思います。
内容の自動消去
ボタンをクリックすると指定箇所の内容が消去されるような機能です。
申請書など、何度も使い回すフォームなど入力部分を一括消去できれば便利ですよね。
削除したいセルをプログラムに記述して、ボタンに登録することで実現できます。
自動転記
特定の条件に合うデータを自動転記するような機能です。
例えば、病院の来患リストの中から「初診」の人だけを抽出して別シートに転記したい場合、下記のように転記することができます。
このような転記はエクセルマクロの得意とするところで、「〇がついていたら~のシートに転記」というのをVBAというプログラミング言語で記述することで実現することができます。
Webからのデータ抽出
エクセルマクロを使えば、webからデータを抽出することができます。
色々な通貨の銀行のレートを毎日確認して入力しなければならない場合に、自動でとってきてくれると非常に便利ですよね。
このようにプログラムを使ってwebからデータを取得することをスクレイピングといいますが、うまく使うことができれば非常に便利です。
ただ、スクレイピングを禁止しているwebサイトがあったり、大量のデータ要求をするとwebサイト側の動きが重くなり迷惑がかかったりする可能性もありますので注意は必要です。
また、エクセルマクロでスクレイピングをする場合、Google chromeなどのブラウザを使用することが多いので、その辺りの事前設定も必要となります。
エクセルマクロでできることは無限大
エクセルマクロについて、3つの具体的な事例をご紹介しましたがほんの一例とお考え下さい。
実際にはゲームから本格的な業務システムまで、作りこめばエクセルマクロでできることは限りなく存在します。
マクロを使うと便利な反面、プログラミングの知識がなければどのような処理をしているのかが見えにくくなったりもしますので、マクロを組めるようになると、どこまで何をやらせるのか?を考えるのも重要になってきます。