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Excelであいうえお順に並べる超簡単ワザ!

Excelでデータをあいうえお順に並べたいときは、「データ」タブにある「並べ替え」機能を使えば一瞬で実現できます。


Excelの「データ」タブにある 並べ替え ボタンを押し、対象の列を選んで「昇順」にすれば、あいうえお順にスッキリ整列。


この機能を使えば、手作業で並べ替える必要はありません。基本的な使い方としてはこれだけですが、「並べ替え」についてもう少し詳しく見ていきたいと思いますので、必要な方は是非読んでみてください。

基本手順(初級者向け)

もう少し大きな表で、並べ替えをする方法を確認してみましょう。例えば下記の表を「年齢」で昇順に並べ替えたいとします。

1.並べ替えたい列を含む表全体を選択(列だけ選ぶと他の列とズレる可能性があるため)

2.「データ」 タブ → 「並べ替え」 ボタンをクリック

3.「最優先されるキー」で並べ替え対象(今回は「年齢」)を選択し、OKをクリック

これだけで、昇順(小さい順)に並べ替えされます!

よくあるつまずきポイントと解決法

1. 列だけ選択してズレる

→ 表全体を選択してから並べ替える。もしくは、1つのセルを選んだ状態で並べ替えると、自動で表全体を認識します。

2. 見出し行も並べ替えられてしまう

→ 並べ替えダイアログで「先頭行をデータの見出しとして使用」にチェックを入れる。

3. 半角と全角で順番が崩れる

→ 事前に TRIM関数全角・半角変換(JIS/ASC関数) を使って統一しましょう。

中級者向け:さらに便利な並べ替え応用テク

■ 複数条件で並べ替え

例えば、

  1. 「住地域」をあいうえお順(昇順)
  2. その中で、「年齢」を小さい順

にしたいなど、複数条件の設定もできます。並べ替えの「レベルの追加」を使います。

■ 関数で自動あいうえお順

Excel 365 / 2021 以降では、SORT関数 を使えば並べ替えをした形でデータを抽出することができます。

  • B2:B23の範囲を
  • 1列目(第1引数)で
  • 昇順(第3引数の「1」)に並べ替え

元データを更新しても、自動で反映されるのが最大の魅力です。

実務での並べ替え活用例

■ 顧客リストの整理

営業先の一覧をあいうえお順にすれば、探したい会社名がすぐ見つかる。
特に社名検索や印刷物作成時に便利。

■ 商品マスタの管理

商品名で並べ替えることで、商品を確認しやすくなる。

■ 出席名簿や申込リスト

イベントや研修などで、出席チェックや名札作成がスムーズに。

並べ替えのポイント

漢字を含む名前

漢字は思っている読みが異なる場合があるため、不安な場合事前にふりがなを確認しておくと良いです。
ふりがなは右クリック →「 ふりがなの表示」 で確認可能です。

並べ替えは元に戻せる

ショートカット「Ctrl + Z」で直前の並べ替えを取り消せます。大量データを扱っていて、並べ替え間違えた!というときは元に戻しましょう。

まとめ

  • この記事を書いた人

いしはらゆうと

実務エクセルのプロ
2025年:朝日新聞「マイベストプロ」の取材を受ける
パソコンが使えず全く仕事ができなかったことから猛勉強し、 各部署から頼りにされるレベルになりついにはSEに。
マクロを活用し、2人がかりで1日の仕事を1人×30分に短縮。 自身の経験から、最短で学ぶことのできるエクセル学法をノウハウ化し数十名以上にオンライン講座を開講。
現在は「瞬習エクセルアカデミー」として実務に必要なスキルをスキマ時間で学ぶことのできるオンラインスクールを運営中。
元SE
国家資格:応用情報技術者

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